妻が浮気相手の子供を妊娠した場合にどうすればいいのかということを夫の立場から解説しようと思います。
夫からすると妻が浮気相手の子供を妊娠したと分かるのはまだ良いケースで、世間では自分の子供ではないと気づかずに育てている男性は数多くいます。
では妻が浮気相手の子供を妊娠した場合にまずは何をすれば良いのでしょうか?
妻が浮気相手の子供を妊娠した場合に夫が最初にすべきこと
妻が浮気相手の子供を妊娠したというのは、夫からすると想定外のことなのでパニックになることもありますが、ここで取り乱すと後で後悔することになりかねないので冷静に対処することが重要になってきます。
ではこういった事態になってしまった場合に、夫は何を最初にすべきなのでしょうか?
妻の妊娠が事実なのか確認する
妻が浮気相手の子供を妊娠したと知った場合に最初にすべきなのは、妻の妊娠が事実なのかを確認することです。
浮気をしたのは確実だったとしても、妊娠したのは勘違いで単純に生理が遅れていたというケースも少なくないです。
単純に妊娠検査薬を見せられたからといって鵜呑みにするのではなく、しっかりと医師の診察を受けて、診断書などを確認して妊娠が事実なのかを確かめるようにしましょう。
病院に同行して確かめるというのが一番確実な方法だと思います。
本当に浮気相手の子供なのか確認する
妻が妊娠したとしてもそれが確実に浮気相手の子供なのか判断する必要があります。
妊娠何ヶ月なのかによってどの時期に妊娠したのかということが計算できるので、そこから推測する方法もあります。
また万全を期すならDNA検査をするといいです。近年は羊水を採取してDNAを調べるという方法や、血液検査でも出産前に検査で調べられるようになっています。
まあ、DNA検査は若干敷居が高いので、一般的には妊娠月数で判断することになるかと思います。
妊娠した子供をどうするのか話し合う
妻が浮気相手の子供を妊娠しているのがほぼ確実という状況になった場合には、妻や浮気相手を交えてお腹の子供をどうするのか話し合う必要があります。
特に出産するのか中絶するのかということについては、中絶の時間的リミットがあるので結論は先送りにできないです。
そのため離婚するかどうかはともかくとして、まずは子供を出産するのか中絶するのかということについて早めに話し合うようにしましょう。
中絶可能なのが22週目までなので遅くてもそれまでには子供をどうするのか結論を出すことになります。
妻が浮気相手の子供を産むのか決めたらどうする?
妻が浮気相手の子供を妊娠したような状況なら、夫の立場からすると中絶を要求するのは当然のことだと思いますが、妻がどう判断するかによって状況は変わってきます。
妻が浮気相手の子供を産むと判断した場合
妻が浮気相手の子供を産むと判断したとしたら、妻は夫よりも浮気相手のことを選択したということになるので、最終的には離婚ということになります。
性格の不一致などが原因で離婚話になるなら修復の余地があるかもしれないですが、浮気相手の子供を出産するということになると関係修復は不可能なので離婚ということになると思います。
まあ、浮気相手の子供を自分の子供して認知して育てるという選択肢もありますが簡単なことではないと思います。
妻が浮気相手の子供を中絶すると判断した場合
妻が浮気相手の子供を中絶すると判断した場合には、今後妻のとの関係をどうしていくのかということについて考えていく必要があります。
中絶するにしても、妻が浮気相手と関係を持っていたことは事実なので、そのことを夫がどう判断するのかということになります。
妻と離婚するにしても関係を修復するにしても、しっかりと妻と話し合うことが重要になってきます。
また中絶費用は妊娠周期によって金額が変わってきますが、基本的に妊娠させた男性の責任として浮気相手に費用を請求するのが普通ではないかと思います。
妻と浮気相手との子供の戸籍に注意しよう!
妻が浮気相手の子供を出産した場合に、その子供は浮気相手の戸籍になると思い込んでいる人がいますが、離婚後に何もしないでいると、自分の子供として戸籍に入ってしまうので注意が必要です。
これは嫡出推定といって、婚姻中や離婚後300日以内に生まれた場合には自分の子供になってしまうという制度です。
自分の子供にされてしまうと養育費など面倒な出費が増えてしまい、面倒なことになるので家庭裁判所で「嫡出否認調停」という申し立てをして否認しておきましょう。
こういった複雑な離婚状況だと、離婚後に安心してしまって、「嫡出否認調停」のことを忘れてしまって面倒なことになるケースもあるので注意しましょう。
基本的にこの申し立ては出生を知ってから1年以内に行う必要があります。
妻と離婚する場合にすべきこと
浮気相手の子供を妊娠した妻と離婚すると決めた場合には色々考えることがあります。
基本的には通常の離婚手続きと同じですが、こういったケースの場合だと妻と浮気相手に慰謝料請求することができるのでしっかりと請求するようにしましょう。
離婚する場合には他にも親権や財産分与について話し合って決めることになります。
ただこういったケースだと慰謝料と親権が一番のネックになってくると思います。
浮気相手と妻に慰謝料請求
妻が浮気相手の子供を妊娠したことが原因で離婚することになった場合には、妻と浮気相手に全面的に責任があるので、妻と浮気相手に慰謝料請求することができます。
また、このような精神的なダメージが大きい離婚事由の場合には慰謝料が増額される傾向になります。
慰謝料の相場は不倫による離婚の場合は200万円くらいになることが多いですが、妊娠というケースだと400万円や500万円くらいになる場合もあります。
自分で慰謝料請求する場合には内容証明郵便で請求書を送ることになりますが、金額が大きくなりそうなこういったケースの場合には弁護士に相談して請求するといいと思います。
子供がいる場合には親権を考える
妻との間に子供がいる場合にはどちらが親権を持つかということで話し合うことになります。
浮気相手の子供を妊娠するような妻に子供を任せられないというのが夫の言い分だとは思いますが、親権に関してはそういったことは基本的に関係ないです。
つまり子供の成長にどちらがより良いのかという視点で裁判所が判断することになります。
親権問題に関してはどうしても女性の方が有利になります。
ただこのようなケースだと妻に負い目があるのはもちろんですが、浮気相手や浮気相手との子供のこともあるので、粘り強い説得で親権を得られる可能性は十分にあります。
妻と離婚せずに関係修復する場合にすべきこと
妻と離婚せずに関係修復することことを選ぶ場合にはどういったことを行う必要があるのでしょうか。
普通ならこういったケースだと離婚することを考える人が多いですが、子供が小さいという状況だと、我慢して関係を修復することを選択する夫も少なくないです。
関係修復する場合には最低でも下記のようなことを行いましょう。
子供を中絶するか育てるのか決める
浮気相手との子供をどうするのか決める必要があります。
基本的に関係修復を目指すなら子供を中絶してもらうのがベストだと思いますが、中絶できない月数になってしまった場合には育てることも検討することになります。
ただ浮気相手の子供を育てるというのは精神的にしんどいことなので「養子に出す」というのも一つの選択肢だと思います。
浮気相手と別れさせて慰謝料請求する
妻と関係修復する場合には、しっかりと浮気相手と関係を断たせることが必須です。
関係修復するのしても、また同じようなことがあったら意味がないので、しっかりと浮気相手に離別を約束させて書面に残しておくと安心だと思います。
また浮気相手に慰謝料請求することも忘れないようにしましょう。
浮気相手に浮気をしたことを後悔させることは抑止の意味でも重要になります。
ただ相手も既婚者の場合だと、こちらが慰謝料請求すると、相手の妻からも慰謝料請求されると思うので、状況によってはこちらにマイナスになる場合もあるので注意しましょう。
妻の浮気を感じたら探偵に調査を依頼しよう
妻が浮気相手の子供を妊娠するというのは、かなり関係が発展しているような状況なので、これまで気づける機会はあったのではないかと思います。
実際に妻の行動に怪しさを感じてはいても、仕事が忙しくて対応できなかったという夫も少なくないです。
そういった場合には探偵事務所に調査を依頼するといいです。
妻の浮気に関しては男性が相談できる場所は少なく、探偵事務所は数少ない相談場所のひとつです。
実際に近年は妻の浮気調査の依頼は増えており、大手の探偵事務所はこういった事例に慣れています。
そのため無料相談で話を聞くだけでも参考になると思います。
妻の浮気の可能性を感じたら一人で悩まずに、一度探偵事務所の無料相談を利用してはどうでしょうか。