夫や妻の浮気を疑っているような場合に、自分で調査する人もいれば、探偵事務所に浮気調査を依頼する人もいます。
夫や妻に浮気の疑いがある場合に、その疑いをなくすために調査をしたいという人もいれば、離婚を考えているので、浮気をしていることを明確にして少しでも離婚条件を有利にしたいという考えの人もいます。
どちらにしても、浮気の疑いがあるだけでは何の意味もないので、しっかりと事実を調べる必要があります。
最近では浮気調査を探偵事務所に依頼して調査する人が多くなってきていますが、それは何故なのでしょうか?
自分で浮気調査をすると何か問題があるのでしょうか?
自分で浮気調査をすると何が問題なのか?
浮気調査を自分で行って事実を知りたいという人もいるかと思いますが、あまり短絡的に自分で浮気調査をすると後で後悔する可能性があります。
浮気調査というのはそんなに簡単なものではないです。あるいは成功する可能性もあるかもしれないですが、失敗する可能性の方が高いです。
しかし、自分で浮気調査をしようとする人は失敗した場合のことを考えずにやってしまう傾向があります。
では自分で浮気調査をするとどういった問題が出てくるのでしょうか?
自分で浮気調査をすると失敗する可能性が高い
そもそも自分で浮気調査すると失敗する可能性が高いです。
浮気調査をする場合には夫や妻の周りのものを調べたりするのはもちろんですが、夫や妻の浮気の決定的な証拠を画像や動画に撮影する必要があります。
そのため、夫や妻にバレずに長時間尾行する必要があり、膨大な時間と忍耐力が必要です。
しかし、夫や妻にガッツリと顔が知られている自分が尾行するのはあまりにリスクが高いですよね。
尾行はプロでも難しいのに、素人でしかも顔バレしている自分が長時間尾行をするのは危険すぎます。
自分で浮気調査すると違法ということで訴えられる
夫や妻の浮気調査の場合、配偶者の自分が調査するならプライバシーの侵害にならないと思っている人もいますが、場合によっては普通にプライバシーの侵害で訴えられる可能性があります。
具体的にはスマホのロックを無理に解除しようとしたり、夫や妻を尾行して勝手に写真撮影や動向を調べたりするのは普通に不法行為です。
そのためこういったことを自分で行っていることが相手にバレたらプライバシーの侵害や肖像権で訴えられる可能性があります。
また、せっかく証拠を得たとしても、プライバシーの侵害や肖像権で訴えられたら「違法に得られた証拠」として証拠能力がなくなる可能性もあります。
つまり浮気の証拠を掴んだとしても、相手から訴えられたら大きな問題になる可能性があります。
浮気調査を探偵事務所に依頼するメリット
浮気調査を探偵事務所に依頼すると具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?
また自分で浮気調査をする場合とどのような違いがあるのでしょうか?下記に浮気調査を探偵に依頼するメリットをまとめたの参考にしてください。
裁判で認められる証拠を得ることができる
法的に浮気を認めてもらうには、決まった証拠を得る必要があり、それは動画や写真などの明確なものである必要があります。
探偵事務所では法的に認められる証拠を熟知しており、弁護士事務所を顧問にしているところも多いので、裁判を見越した証拠集めをしてくれます。
慰謝料請求や離婚を認めさせるためには、法的に認められた証拠が必要ですが、素人がそれを判断するのは難しいです。
探偵事務所に依頼すれば、調査報告書が有力な浮気の証拠として法的に利用することができるので、離婚や慰謝料請求で有利に立つことができます。
浮気調査が成功する可能性が高い
浮気調査では相手を尾行して証拠写真を収めることになりますが、まったく顔が知られてない探偵なら、尾行に気づかれる可能性は限りなく小さく、浮気調査が成功する可能性が高くなります。
またプロの探偵は専用の機材やノウハウを所持しているので、素人が調査するよりも良い結果をもたらしてくれる可能性が高いです。
さらにプロは調査能力も高いので、浮気の証拠はもちろんですが、浮気相手の身元なども調べてもらうことができ、慰謝料請求を考えている場合にはメリットが大きいです。
浮気調査の成否は、離婚や慰謝料請求の条件に大きな影響を与える部分なので、プロに任せて成果を待つようにしましょう。
探偵なら調査業務が違法にならない
自分で浮気調査をするとプライバシーの侵害で訴えられる可能性がありますが、それなら探偵の浮気調査も同じなのでは?と考える人もいるのではないでしょうか?
しかしそれは大きな誤解です。探偵には探偵業法という法律があり、そこで探偵による調査業務は法的に認められているんですよね。
そのため探偵が浮気調査などの調査業務をすることは合法です。
つまり探偵が業務として証拠写真を撮影しても肖像権やプライバシーの侵害にはならないということになります。
浮気の証拠は慰謝料請求や離婚裁判で法廷で採用される可能性があるものです。
そのため探偵業法で調査が合法的に認められている探偵に調査を依頼することは、相手に証拠取得について難癖をつけられないためにも重要なことです。
浮気調査後にアフターフォローを受けられる
浮気調査はあくまでも通過点で、その先に離婚や慰謝料請求、復縁などを考えることになります。
最近の探偵事務所は単順に調査業務だけをやっているというわけではなく、弁護士事務所と提携しているところや、夫婦カウンセラーを常駐させている事務所もあります。
離婚を考えている場合には、調査後にアフターフォローとして弁護士を紹介してくれて、調査で得た証拠や情報を共有してくれるので手続きがスムーズにできます。
また、復縁を考えている場合には、夫婦カウンセラーによるカウンセリングを受けることができ、今後の復縁方法についてアドバイスをもらうことができます。
このように最近は浮気調査後のアフターフォローがしっかりしている探偵事務所が多くなってきているので、調査後にフォローを受けられるのは大きなメリットです。
浮気調査を探偵事務所に依頼するデメリット
浮気調査を探偵事務所に依頼する場合のデメリットとしてあげられるのは、費用や料金が必要になってくるということです。
やはり専門家に浮気調査を依頼するとなると、ある程度の費用が必要なのは仕方のないことだと思います。
自分で浮気調査をするという人が、探偵事務所を利用しない理由の多くは、この探偵事務所の料金や費用が理由だと思います。
確かに探偵事務所への料金払いはデメリットですが、浮気の証拠を掴むための必要経費として考えるようにしましょう。
浮気の証拠を掴むことができれば、浮気相手に慰謝料請求でき、探偵への費用を差し引いてもプラスの収支になると思います。
また離婚を考えている場合には、夫や妻からも慰謝料請求でき、有利な条件で離婚できます。
さらに離婚を相手が拒んだとしても、浮気の証拠があれば「不貞行為」として離婚を認めさせることができるので、総合的に見るとメリットの方が大きいです。
浮気の証拠を合法的に取得するには探偵は必須
浮気調査を探偵に依頼するメリットやデメリットについて解説してきましたが、浮気調査を合法的に行うためには探偵に調査を依頼するしかないんですよね。
夫婦といえども探偵の資格がないものが調査業務を行うと、違法になる可能性があることから、調査をする場合には探偵の協力は必須になってきます。
まあ、自分で浮気の証拠を掴んで、夫や妻を自供させるというなら自分で証拠集めをするのもいいですが、相手が認めなかったり、土壇場で証言を変えられたらどうしようもないです。
離婚をする場合ならなおさら合法的な調査が求められ、慰謝料請求をや離婚条件を有利にするためにも違法でない調査は大事です。
また復縁する場合でも、浮気相手と関係を断たせるために、浮気相手に慰謝料請求するなどの措置は必要になってくるので、合法的な浮気の証拠は必要になってきます。