浮気の証拠と言えば、写真などの画像を挙げることができます。
だれが見ても自分の配偶者だと断言できるほどハッキリ撮れていれば、配偶者も浮気を認めることでしょう。
浮気調査では誰が見ても浮気をしているということが想像できるような証拠写真を撮影することが目的になってきます。
明確な浮気の証写真を撮影することができれば、離婚訴訟では有利になり、慰謝料請求もスムーズに進めることができます。
しかし、そのような画像を撮影するのはとても難しいです。自分で撮ることはできるのでしょうか。
浮気の証拠として認められる写真とは?
浮気の証拠で一番重要なことは「肉体関係があったかどうか」ということです。
浮気の証拠になる写真で一番有力なものはラブホテルに入る写真と、一定時間30分程度以上経過してから出て来る写真の2枚です。
2枚がセットになって初めて浮気の確実な証拠写真となります。
なぜなら、入ったところだけ、または出てくるところだけの写真では滞在時間が分からず、不貞があったかどうかも予測できません。
また、二人の顔がはっきりと鮮明に映っていることも証拠として必要です。
ラブホテルへ入っている写真なら1回で即不貞行為確定という感じがしますが、裁判では1回限りの不貞行為では夫婦関係が破綻するほどの事由ではないとみなされてしまいます。
また、浮気相手の自宅へ入る写真や、浮気相手を自宅招いているような写真も同様です。
つまり浮気調査での証拠写真については、浮気を確認するだけならラブホテル1回の入出写真で十分ですが、裁判で慰謝料を請求するためにはそれだけでは不足ということです。
浮気の証拠写真は複数回分必要になる
浮気による離婚訴訟で相手から慰謝料を請求するためには、複数回の浮気の現場の証拠写真を撮影する必要があります。
継続して複数回(3回以上)の不貞行為が認められた場合、依頼者側に離婚を求める権利が与えられます。
そして、配偶者と浮気相手に対して精神的苦痛への慰謝料の支払いを有利に求めることができます。
ですから、一般的にはラブホテルへの出入りであれば2回以上、どちらかの自宅であれば3回以上の出入りが証明される証拠写真が必要になってきます。
つまり慰謝料を請求できるくらいの証拠写真を集めるには、ある程度の調査期間が必要になってくるということです。
浮気の証拠にならない写真とは
探偵に浮気調査を依頼すれば、どのような証拠写真が法定で浮気の証拠として採用されるのか把握しているので、しっかりとした証拠写真を撮影してくれます。
ただ素人が浮気の証拠写真を撮影しようと思ったら、どのような証拠写真が浮気の証拠写真として採用されないのかということを知っておく必要があります。
浮気相手とのデート写真
浮気相手とのデート写真は明らかに浮気の証拠なのではないかと思う人も多いと思います。
配偶者が浮気相手の異性とイチャイチャしている写真を見れば、精神的な苦痛になるので証拠として認めら得るのではないかと思う人もいますが、実際には違います。
浮気相手とデートしているだけでは肉体関係があるかどうかは判断することができないので、浮気の証拠写真としては法廷で採用されることはないです。
浮気相手とのキス写真
浮気相手とのキス写真であれば浮気の証拠として確実なのではないかと思う人もいますが、実際にはそうではないです。
浮気相手とのキス写真があるくらいなら、肉体関係もありそうなものですが、法廷ではキス写真だけでは浮気の証拠として不十分とみなされるようです。
キス写真なんて、ある意味では肉体関係とも言える写真という感じがしますが、離婚調停などでは認められないということは知っておきましょう。
離婚訴訟で決定的な証拠になる写真というのはかなり厳密に決められているようです。
自分で証拠写真を撮影することは可能か?
浮気調査を探偵に依頼して証拠写真の撮影をお願いするよりは、自分で浮気の証拠写真を集めた方がお金がかからなくて経済的なのではないかと思う人も居ます。
実際に自分で浮気の証拠写真を撮影することは不可能はありませんが、とても難しいです。
2人の顔がハッキリ分かるように撮影することや、気が付かれないように撮影すること、暗闇での撮影、ホテルに出入りする写真を3組撮影するなどの難題をクリアしないと証拠写真として使えることはできません。
法が認める浮気の証拠とは、配偶者と浮気相手との間に性交渉があることが分かるものに限定されていますので、配偶者のそのような状況を撮影することは精神的にも辛くなることでしょう。
また、そもそも浮気をラブホテルで行っているとは限りません。
ラブホテルでの浮気なら証拠集めもしやすいですが、それ以外の場所だと証拠集めに専門性が必要になってくるので探偵に依頼しましょう。
ラブホテル以外での浮気の証拠集めは個人だと難しい
ラブホテルでの浮気なら、その出入りを証拠として撮影すればいいので、個人でも対応することができますが、ラブホテル以外の場所だとなかなか難しいです。
ラブホテルなら「エッチをする場所」ということで何時間も滞在していたら言い訳することはできないです。
しかし車中や相手の自宅などの場合には「相談にのっていただけ」といういいわけも可能です。
そのため「相談にのっていただけ」という言い訳を許さないくらいの証拠を掴む必要があります。
こういった状況の場合だと個人では限界があり、やりすぎるとプライバシーの侵害など、こちらが相手から訴えられてしまう可能性があり、調査によってこちらにリスクが出てきてしまいます。
個人で浮気の証拠写真撮影をすると訴えられる?
浮気の証拠写真がなかなか掴むことができないということで、無理な写真撮影を行うとプライバシーの侵害になってしまう可能性があります。
また尾行や張り込みなどについても、度が過ぎるとストーカー規正法や軽犯罪法に引っかかる可能性があります。
しかし探偵の場合には、探偵業法によって調査業務が認めえられているので違法になる可能性はほとんどないです。
自分で浮気調査して、それを相手に知られてしまい、逆にプライバシーの侵害や軽犯罪法などで訴えられてしまったら最悪ですからね。
離婚を前提に考えている場合なら、慰謝料で十分に探偵費用はまかなえるので、確実に慰謝料を取るためにも、専門家である探偵に調査を依頼した方が無難だと思います。
当サイトでは浮気調査に慣れている探偵社を複数ランキング形式で比較して掲載しているのでよかったら参考にしてください。